性格と人格、気質と個性とは
性格とは、生得的に形作られた行動様式。
英語でいうと、「キャラクター(character)」である。
人格とは、社会的に形作られた役割。
英語でいうと、「パーソナリティ(personality)」である。
気質とは、気持ち・情動についての、個人の特徴。体質と同様に、気質を変えることは難しい。
英語でいうと、「テンペラメント(temperament)」である。
個性とは、他者と比較した際の、個人の特徴。
英語でいうと、「インディビジュアリティー(individuality)」である。
性格と人格の違い
性格(キャラクター)は、持続性・一貫性のある行動様式で、どちらかというと先天的である。
人格(パーソナリティ)は、持続性・一貫性のある社会的役割で、どちらかというと後天的である。
類型論と特性論のまとめ(一覧)
以下は、性格や人格(パーソナリティ)の、類型論(タイプ論)と特性論を一覧にまとめたもの。
分類 | 理論 | 概要 | 備考 |
---|---|---|---|
類型論 | ユングの類型論 | 内向-外向 | 2態度・4機能 |
類型論 | クレッチマーの類型論 | 体格(病理) | 3気質 |
類型論 | シェルドンの類型論 | 体格(胚葉) | 3気質 |
類型論 | シュプランガーの類型論 | 価値観 | 6価値 |
特性論 | オールポートの特性論 | 共通特性・個人特性 | 語彙仮説(辞書仮説) |
特性論 | アイゼンクの特性論 | 4層構造 | 2次元(MPI)/3次元(EPI) |
特性論 | ビッグファイブ理論 | 特性5因子モデル | 5因子(Big5) |
参考
関連する心理学用語
認知バイアス
ステレオタイプ
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