認知行動療法(CBT)とは
うつ病、パニック障害(PD)、強迫性障害(OCD)、摂食障害(拒食症、過食症)、睡眠障害(不眠症)、統合失調症、大人のADHD(注意欠陥・多動性障害)などにエビデンスのある心理療法です。
認知行動療法は、認知療法と行動療法を組み合わせたものですが、実はさまざまな種類があります。
- 主に行動療法を行っている場合
- 系統的脱感作法、暴露療法などで認知変容を行います。
- トークン・エコノミー法、シェーピング法などで行動形成を行います。
- 主に認知療法を行っている場合
- 認知再構成法などで認知変容を行います。
- モデリング(観察学習)、ロールプレイングなどで行動形成を行います。
- 認知療法と行動療法を組み合わせて用いている場合
- 第三世代の認知行動療法を行っている場合
認知療法と行動療法を組み合わせて用いている場合でも、どちらを重視しているかはかなり違いがあります。(スキーマ療法は認知療法寄りなど。)
ちなみに、行動療法に関連するものとして、応用行動分析(ABA)がありますが、主に子どもやペットの教育などに用いられます。カウンセリングとして用いられるものではありません。
最近では認知行動療法にマインドフルネスを取り入れた、第三世代の認知行動療法が広まっています。
- マインドフルネスストレス低減法(MBSR)
- マインドフルネス認知療法(MBCT)
- ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)
- 弁証法的行動療法(DBT)
第三世代の認知行動療法では、正常な防衛反応・ストレス反応である苦しみや不安がなくなることはないため、苦しみや不安をコントロールしようとするのではなく、いかに苦しみや不安と付き合いながら、自分の人生を歩んでいくのかが強調されます。
また、「注意のトレーニング」として身体的なエクササイズが取り入れられています。
クライエントの方が、これらの種類を理解することは困難ですし、その必要もありません。
第三世代の認知行動療法を軸に、さまざまな認知行動療法を統合してご提供しています。
悩んだ場合は、一度ご相談ください。
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参考
関連する心理学用語
関係フレーム理論
S-R-S理論
行動療法
応用行動分析(ABA)
行動分析学
認知療法
認知行動療法
第三世代の認知行動療法
マインドフルネス
マインドフルネスストレス低減法(MBSR)
マインドフルネス認知療法(MBCT)
ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)
弁証法的行動療法(DBT)
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