早く気づいていたらよかった
生きづらさを抱えながらも、なぜ生きづらいのか、そのことに気づかないことがあります。
気づけば単純なことかもしれませんが、そのことに気づけないから、悩んでしまうわけです。
「早く気づいていたらよかった」そう思えたとしたら、カウンセリングは成功だと言えます。
気づくことが遅れたことに、もしかしたらショックを受けるかもしれません。
でも、「今」以上に早く気づくことは、もうできないのです。
それならば、できるだけ早く気づきたくはありませんか?
自分が気づけないことに、他人が気づく
自分の知らない自分に気づくために、第三者の支援を受けるのがカウンセリングです。
自分で言った言葉にハッとしたり、カウンセラーからのフィードバックに驚くこともあるでしょう。
頭で考えてもうまくいかなかったことが、コミュニケーションの体験をすることで、歯車が回り出します。
カウンセラーは、ただ単純に話を聞くだけの存在ではありません。
自分の感覚に気づくためのマインドフルネスなどのトレーニングを指導することもできます。
心理的な知識について心理教育を行なったり、自己改善のためのホームワークを出すこともあります。
カウンセリングの絶対条件
カウンセリングでは、必ず守るべき絶対条件があります。
これが明記されているかどうかは、カウンセリングは選ぶ際の重要なポイントになります。
しかし、明記されていないところも、実際には多いようです。
- 1点目は、利害関係のない第三者であることです。
例えば、パワハラ・セクハラの通報窓口が、社内にあったらどうでしょうか?
情報が握りつぶされたり、上司や人事などに伝わって評価を下げられる可能性を考えてしまうのではないでしょうか。
カウンセリングにも、同じことが言えます。
職場などとは関係のないところ、知人や友人に紹介されたところなどは避けるべきでしょう。
- 2点目は、専門家として個人情報が守られることです。
例えば、ITスキルのないカウンセラーが、オンラインカウンセリングをやっていたらどうでしょうか?
個人情報が漏洩するリスクが怖くて、心配になってしまうのではないでしょうか。
他にも、Zoomなどのバーチャル背景で、部屋を隠しているカウンセラーが多くいます。
専門家でないと、きちんとした個室(ルーム)を準備できないためです。
- 3点目は、幅広い知見からアドバイスが提供されることです。
例えば、話を聞いてくれるだけで、何もアドバイスをしてもらえなかったらどうでしょうか?
早くこの苦しみを改善してほしいと思うのではないでしょうか。
話を聴いてもらう傾聴だけで終わってしまうことも多いものです。
具体的なアドバイスには、心理学や心理療法の幅広い知識や社会経験が必要になります。
どんなご相談でもかまいません
カウンセリングは、うつ病などの病気になった人だけが受けるものではありません。
実際には、生活全般に関わる悩みやストレスなどのご相談が多いです。
不安や怒り、人間関係や孤独感、トラウマや家族の問題、仕事やキャリアの問題などです。
考えたり、悩んだりしていると、思考の迷路に迷い込んだような状態になります。
迷路の外からアドバイスしてくれる人がいてくれたら、相談してみるべきではありませんか?
カウンセリングを受けることは、決して恥ずかしいことではないのです。