ボディコネクトセラピー(BCT)とは
PTSD(心的外傷後ストレス障害)や複雑性PTSDなどのトラウマケアに用いられる身体志向の心理療法です。
EMDR、TFT(思考場療法)、ブレインスポッティング(BSP)、ソマティック・エクスペリエンシング(SE)、アファーメーションなどを組み合わせて改良された、統合的なトラウマケアです。
- EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)のように、セラピストと共に眼球運動を行います(セラピストがペンや指し棒などで誘導します)
- TFT(思考場療法)のように、つぼをタッピング(トントン)します(セラピストの指示で自分でタッピングします)
その他のトラウマケアと比較すると、受ける側のクライエントにとって負担が少ない点、少ない回数で変化を感じやすい点、日本人に最適化されている点が特徴です。
受ける側のクライエントにとって負担が少ないわけは、耐性領域(耐性の窓)という安全な領域を意識しながら、安全なリソースを増やした上で、トラウマ体験にアクセスしていくためです。
この場合、リソースコネクトやボディタッピングなどの技法を用います。
少ない回数で変化を感じやすいわけは、眼球運動やつぼのタッピング(トントン)などを組み合わせて用いるためです。
この場合、サイドボディコネクトやディープボディコネクトなどの技法を用います。
日本人に最適化されているわけは、日本人によって開発され、日本人にあったつぼを用いているからです。
また、マインドフルネスとの親和性も高く、組み合わせて用いることもできます。
トラウマ体験は心の奥底に隠されていて、自分でも忘れてしまっていることがあります。
まずはどんなことにお悩みかカウンセリングさせていただいた上で、必要に応じてトラウマケアを行っていきます。
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参考
関連する心理学用語
PTSD(心的外傷後ストレス障害)
闘争・逃走反応(fight-or-flight response)
S-O-R理論
マインドフルネス
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