外言と内言とは
外言(がいげん)とは、声に出して、他者との情報伝達やコミュニケーションのための道具として用いられる言葉。
内言(ないげん)とは、声に出さず、自己の思考などのための道具として用いられる言葉。
ソビエトのレフ・ヴィゴツキーは、内言は外言から派生したものだと考えた。
外言から内言に派生する段階で、声に出すが情報伝達には用いられない独り言が出現する。
スイスのジャン・ピアジェは、このような独り言を自己中心的言語と呼んだ。
発達段階として、3〜6歳頃に多く出現することが知られている。
内言は、思考のために必要な心の機能であるが、これが悪さをすると自動思考や強迫観念になる可能性がある。
また、外言のおしゃべりは止められても、内言のおしゃべりは止められない場合がある。
マインドフルネスを取り入れた第三世代の認知行動療法では、思考や雑念をただ観察することを行う。
参考
関連する心理学用語
自動思考
第三世代の認知行動療法
マインドフルネス
外在化
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