睡眠と呼吸が心身へ及ぼす悪循環
睡眠の質と言えば、肉体の健康にも、メンタルの健康にも重要ですが、睡眠の質も同様に大変重要です。
睡眠不足が続くと、誰でも疲れてしまいますが、呼吸が浅い状況が続いても、とても疲れてしまいます。
ストレスで睡眠の質が悪化すると、身体症状にも出てかゆみなどを発症し、寝ている間に無意識にかいてしまうので、ますます睡眠の質が悪化する、というようなスパイラル(悪循環)に陥ることがあります。
同様に、ストレスで呼吸が浅くなると、酸欠状態になって体の抵抗力が落ちるため、風邪や鼻炎になってしまって、ますます呼吸の質が悪化する、というようなスパイラル(悪循環)に陥ることがあります。
睡眠の質と呼吸の質は変化に気づきにくい
睡眠の質は、寝ている間は意識がないため、起きたときなんとなく疲れてるだけで、変化に気づきづらいという特性があります。
同様に、呼吸の質も、息を吸うのも吐くのも普段は無意識にやっているため、呼吸が浅くなっていたり、乱れていたりすることに気づくのが遅れます。
メンタルにも身体の健康にも直結する要素であるのに、睡眠も呼吸も自分ではなかなか気づけないのです。
睡眠の質と呼吸の質に気づく方法
睡眠の質に気づくには、いくつかの方法があります。
例えば、睡眠時無呼吸症候群などでは、鼻からチューブを機器につなげたり、測定機器を胸に貼り付けたりして、数日睡眠の質を測定します。
最近では、スマートフォンやスマートウォッチ(Apple Watchなど)で睡眠時の動きを測定する方法もあります。
アプリはたくさんあるので検索してもらえればと思いますが、以下などが有名です。
呼吸の質に気づくには、残念ながらまだIT機器でいいものはなさそうです。
一方で、呼吸は睡眠と違って、起きている間は意識すれば気づくことができます。
あとは訓練するしかないのですが、それにはマインドフルネスが役立ちます。
多くのマインドフルネスベースの心理療法では、呼吸の意識を向けることを行います。
マインドフルネスを続けていれば、いずれ日常的に呼吸に気づくことができるようになります。
呼吸が浅いことに気づいたら、深呼吸を数回繰り返してください。
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