サニーブレイン(楽観脳)とレイニーブレイン(悲観脳)とは
サニーブレイン(楽観脳)とは、楽観主義(ポジティブ)になる脳の機能であり、側坐核にある。
脳の側坐核は、快楽の中枢であり、快感の対象となる刺激を追い求める。
これは、ドーパミンやオピオイドなどの働きによるものとされる。
レイニーブレイン(悲観脳)とは、悲観主義(ネガティブ)になる脳の機能であり、扁桃体にある。
脳の扁桃体は、恐怖の中枢であり、不安の対象となる刺激を追い求める。
これは、セロトニンなどの働きによるものとされる。
例えば、メールやチャット(LINEなど)の返信が、すぐに来ないときのことを考えてみよう。
サニーブレイン(楽観脳)であれば、返事が遅いことは気にならず、他の快楽を探そうとするだろう。
レイニーブレイン(悲観脳)であれば、返事が遅いことばかり気にして、他のことが手につかなくなるだろう。
サニーブレイン(楽観脳)とレイニーブレイン(悲観脳)のもとになるものを、アフェクティブ・マインドセット(affective mindset)と呼ぶ。
アフェクティブ・マインドセットは、経験とともに強固なものとなるが、徐々に変えていくこともできるとされている。
以下は、サニーブレイン(楽観脳)とレイニーブレイン(悲観脳)の研究者であるエレーヌ・フォックスの著作。
参考
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