離人症(離人症性障害)

離人症(離人症性障害)とは

トラウマ(心的外傷)を負った人が、自己の感覚を喪失してしまうことを離人症と言います。

闘ったり、逃げ出したりしようとする闘争・逃走反応(fight-or-flight response)の代わりに、自分の恐怖を分離し、何も感じないことで生き抜こうとします

うつろな視線や放心状態が特徴で、解離症状の一種であるとされます。


離人症には多くの表現があります。

例えば、自分の体から切り離されたように感じたり。

例えば、世界が奇妙で、まるで夢の中にいるかのように感じたり。

例えば、幽霊のように自分の体を眺めているように感じたり。

言葉で表現する術を失うため、人それぞれ異なった表現がされます。


解離は、防衛反応の一種である凍結反応・凍りつき反応(freeze response)だと捉えられます。(ポリヴェーガル理論

体の感覚が麻痺してしまうため、身体的安全性や心理的安全性の感じられる環境(居場所・安全基地)を確保した上で、安全であることを身体感覚で感じ取れるように支援する必要があります。


この場合、従来の言葉だけのカウンセリングではなく、身体志向のトラウマケアを行うマインドフルネスカウンセリングがおすすめです。

身体の感覚と仲良くなるために、注意のトレーニングを行いながら、からだとこころを徐々につなげていきます。



関連する心理学用語

失感情症(アレキシサイミア)

ストレスとトラウマ(心的外傷)

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

心身症

外受容感覚と内受容感覚(身体感覚)

防衛反応

ポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論)

定位反応(定位反射)

闘争・逃走反応(fight-or-flight response)

凍結反応・凍りつき反応(freeze response)

S-O-R理論

第三世代の認知行動療法

マインドフルネス


参考


記述には慎重を期しておりますが、万一誤りや誤解を与えるような内容がありましたら、下部のコメントからご連絡いただけると助かります。

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