カウンセリングとセラピーの違い

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広義には、ほぼ同じ意味に使われているカウンセリングとセラピーですが、それぞれの成り立ちから微妙な違いがあります。

セラピーとは

セラピーとは療法のことで、何らかの療法を施すという意味合いがあります。

サイコセラピー(心理療法)は、ヨーロッパにおける磁気療法や催眠療法などを源流とし、フロイトらの『精神分析療法』などに発展し、多くのサイコセラピー(心理療法)が生まれました。

カウンセリングとは

カウンセリングとは相談援助のことで、話を聴く(傾聴する)という意味合いがあります。

心理カウンセリングは、アメリカにおける職業指導などのガイダンス活動を源流とし、サイコセラピー(心理療法)としてカール・ロジャーズの『来談者中心療法』に発展したものです。

カウンセリングとセラピーの違い

日本では、『来談者中心療法』の影響が大きいのか、カウンセリングとセラピーの重なる部分が広く、似た意味で使われることが多いようです。

アメリカでは、カウンセリングが職業指導などから始まった影響か、重なりは少なく、分けて考えられることが多いと聞きます。

カウンセリングとセラピーは両方必要です

カウンセリングだけでは、話を聴いてもらうだけで終わった、何も教えてもらえなかった、と感じられるかもしれません。

少なくとも心理療法である『来談者中心療法』のカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

セラピーだけでは、話を聴いてもらえなかった、特定の考えを押し付けられた、と感じられるかもしれません。

そんな方はセラピーの前にカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

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