馴化と脱馴化 じゅんかとだつじゅんか 意味

スポンサーリンク

馴化・脱馴化とは

馴化とは、同じ刺激を繰り返し与えると、慣れが生じて反応を示さなくなること。

脱馴化とは、馴化したあとに新たな刺激を与えることで、反応が復活すること。

馴化は一時的なもので、しばらく時間を空けると自発的回復が見られる。


馴化すると、その他の刺激にも反応が薄れる傾向があるため、電車の揺れなどで眠くなる現象が起こる。

電車の揺れで眠くなっているところに、電車が急停車すると脱馴化する(目が覚める)。

これは、乳児を抱っこしながら揺れたり、背中をトントンすることで寝かしつけにも応用される。

揺れたりトントンするのをやめると脱馴化する(目を覚ます)ため、ゆりかごを使ったり、抱っこから降ろしたあともしばらくトントンを続けた方が目を覚ましにくい。

音や光などが気になって眠れない人は、単調な音楽を流したり、ヒツジを数えたりすると、寝つきがよくなるかもしれない。


馴化は、定位反応(定位反射)など、学習によらず先天的に起こる無条件反射の抑制の意味で用いられる。

このため、レスポンデント条件づけ・古典的条件づけにおける、学習によって後天的に起こる条件反射の抑制(消去)とは異なるものと言える。

分類意味
オペラント条件づけ・道具的条件づけ
の消去
学習による自発的行動(後天的)
の抑制
レスポンデント条件づけ・古典的条件づけ
の消去
学習による条件反射(後天的)
の抑制
馴化学習によらない無条件反射・行動(先天的)
の抑制
https://www.researchgate.net/profile/Sadahiko_Nakajima/publication/341927284_Exposure_and_systematic_desensitization_for_anxiety_disorder_Rebuilding_a_bridge_between_basic_and_clinical_studies/links/5ef61ed2458515505072c720/Exposure-and-systematic-desensitization-for-anxiety-disorder-Rebuilding-a-bridge-between-basic-and-clinical-studies.pdf


馴化(同じ刺激への慣れ)と脱馴化(新しい刺激による反応回復)を用いて、異なる刺激を識別できているかを判定する実験方法を、馴化ー脱馴化法という。

実験によっては、刺激に対して反応(反射)する定位反応(定位反射)吸啜反射などと共に用いられる。


関連する心理学用語

馴化ー脱馴化法

レスポンデント条件づけ・古典的条件づけ

無条件反射と条件反射

定位反応(定位反射)

原始反射(吸啜反射)

暴露療法(エクスポージャー法)


参考



記述には慎重を期しておりますが、万一誤りや誤解を与えるような内容がありましたら、下部のコメントからご連絡いただけると助かります。

この記事が気に入ったら
いいね! してね
最新情報をお届けします
\シェアはこちらから/
スポンサーリンク
ITカウンセリングLab

コメント