シャーデンフロイデとは
他人の不幸や失敗を喜ぶ心理・感情のこと。「いい気味だ」、「ざまみろ」などと感じる。
「Schaden(害・不幸)」と「Freude(喜び)」というドイツ語に由来する。
わかりやすくいうと、シャーデンフロイデは「他人の不幸は蜜の味」ということである。
シャーデンフロイデは、自分と同程度の実力・レベルの人物やライバルに対して感じることが多い。
シャーデンフロイデが、社会的動機づけとして働き、動機づけ(モチベーション・やる気)を高めることもある。
シャーデンフロイデと自己肯定感(自尊心・自尊感情)
他人の不幸を喜ぶシャーデンフロイデによって、自己肯定感(自尊心・自尊感情)が高まることがわかっている。
ただし、いい気味だと感じたあと、後ろめたい気持ちや罪悪感を感じることもあるだろう。
シャーデンフロイデとインターネット社会
シャーデンフロイデのネットスラングといえば、「他人の不幸で今日も飯がうまい」、「メシウマ」がある。
また、TwitterなどのSNSで、特定個人を不特定多数の人間が寄ってたかって誹謗中傷する、ネットリンチが日本でも社会現象化している。
このように、インターネットによって他人の情報が見えやすくなり、シャーデンフロイデが身近なものとなりつつある。
これまでは、テレビや雑誌などで、有名人や芸能人のスキャンダルを見て楽しんでいた人が、一般人の失敗を同じように叩くようになってしまったわけである。
参考
関連する心理学用語
非認知能力
自動思考
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