サリーとアンの課題(誤信念課題)

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サリーとアンの課題(誤信念課題)とは

心の理論を測るのに用いられる実験・テストで、誤信念課題の一種である。

共感能力を測るものとして、一般にも用いられる。


以下の図は、サリーとアンの課題の流れを示したもの。

サリー(左)がカゴにボールを隠しす。

サリー(左)がいなくなったあと、アン(右)がボールをカゴから箱に移す。

サリー(左)が戻ってきたとき、カゴと箱のどちらを探すのかという問題である。

https://en.wikipedia.org/wiki/File:Sally-Anne_test.jpg


サリーの立場(視点)に立てば、正解は『カゴ』となる。

他者(サリー)の立場に立てず、自分の立場(視点)のみから考えてしまうと、『箱』を選んでしまう。


共感能力は年齢と共に発達していくが、自閉症などの場合はサリーとアンの課題に困難を示すことがある。


参考



関連する心理学用語

発達心理学

心の理論

ミラーニューロン

メタ認知

間接化

ワーキングメモリ(作動記憶)

比較心理学

自閉症スペクトラム障害(ASD)

素朴理論(素朴概念)


記述には慎重を期しておりますが、万一誤りや誤解を与えるような内容がありましたら、下部のコメントからご連絡いただけると助かります。

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