漸進的筋弛緩法(リラクセーション法)とは
アメリカのエドモンド・ジェイコブソンが開発した、ストレス対処のための心理的・生理的なリラクセーション法。
筋肉を弛緩(リラックス)させることで、心も弛緩(リラックス)させる。
本来コントロールの難しい自律神経を意図的にコントロールすることができるようになるため、セルフケアにも用いられる。
漸進的筋弛緩法(リラクセーション法)では、筋肉に力を入れて緊張させたあと、自然に弛緩(リラックス)することを利用する。
意図的に弛緩(リラックス)させようとした場合、逆に緊張してしまうことが多い。
漸進的筋弛緩法のやり方(手順)
- 実施前の準備
ベルトや腕時計などの体を圧迫するものを外す。
布団に仰向けに横たわるか、椅子に腰掛ける。
- 筋肉を緊張させる
筋肉に思い切り力を入れて、10秒程度保持する。意識して緊張を味わう。
好きな体の部位でよいが、両腕、肩を耳まで上げる、手を頭の後ろで組んで両肘を前に出す格好、などがある。
- 弛緩(リラックス)を味わう
ストンと一気に筋肉の力を抜く。意識して弛緩(リラックス)を味わう。
緊張と弛緩を繰り返し観察することで、自身の緊張状態に気づくことができるようになる。
- 深呼吸をして繰り返す
深呼吸で一度リセットしたら、同じ部位を数回繰り返す。
その後、次の体の部位に移って繰り返す。
参考
関連する心理学用語
マインドフルネス
ストレスコーピング
自制心(セルフコントロール能力)
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