反応形成・行動形成(シェーピング・シェイピング)とは
オペラント条件づけ・道具的条件づけにおいて、段階的な条件づけを行って、徐々に目標とする行動に近づける方法。
学習・教育の手法としては、目標となる行動をスモールステップに分けて、簡単なものから教育・学習していくこと。(シェーピング法・シェイピング法)
逐次的接近法(漸次的接近法)とほぼ同義で使われている。
スキナー箱の実験でオペラント条件づけ・道具的条件づけを成立させるには、レバーを押す、キイ(円形の発光板)をつつくなどの行動が偶然起こるまで待つ必要があるため時間がかかる。
そこで、最初は紐、レバーやキイに近づいただけで餌を与えるようにして行動を誘導することに用いる。
キイ(円形の発光板)が点灯したら餌を与えるようにすると、ハトは餌だけでなく点灯したキイもつつくようになる。(つつかなくても餌が出てくるにも関わらず。)
人が介在していないのに反応形成(シェーピング)が起こるため、これを自動反応形成(オートシェーピング)と呼ぶ。
自動反応形成(オートシェーピング)は、オペラント条件づけ・道具的条件づけではなく、レスポンデント条件づけ・古典的条件づけによって説明される。
以下の動画は、バラス・スキナーが反応形成(シェーピング)によってハトを回転させる様子。(英語音声、1:21)
https://youtu.be/TtfQlkGwE2U
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