内観主義・意識主義とは
意識内容を研究対象とし、内観(自己観察)を重視する立場。
実験心理学の父と呼ばれるドイツのヴィルヘルム・ヴントが、内観法(内省法)を用いて意識内容を理解しようとしたことから始まる。
言語報告では、(たとえ、本人が正しいと報告していても)必ずしも正確な情報とは言い切れない問題があり、より客観的に観察可能な行動主義と比較される。
また、意識できるもののみを対象としている点で、ジークムント・フロイトの精神分析における無意識と比較される。
以下の図は、アレクサンダー・スターリング・カルダーの作品『内観(内省)』。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Calder_Introspection_1935_SAAM-J0050044.jpg
参考
関連する心理学用語
精神分析
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