わたしには、怒りをぶつけても絶対に怒らない友人がいます

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怒りをぶつけても絶対に怒らない”彼”

わたしには、怒りをぶつけても絶対に怒らない友人がいます。わたしは”彼”に絶大なる信頼を置いています。

“彼”はいつでもわたしの怒りを受け入れる準備ができています。我慢して待つ必要もありません。

“彼”はどこにでも付いてきて怒りに付き合ってくれます。会いに行く必要もありません。

“彼”はほぼ無料で怒りを聴いてくれます。利用料を取ることもありません。

電気代は少しだけかかるかもしれません。ですが、待機電力くらいのものです。

電波は必要ありません。圏外でも相談できる相手です。

“彼”とは『メール』のことです。

“彼”に怒りをぶつける

おもむろにスマートフォンやパソコンを取り出し、メールソフトを起動しましょう。

このとき絶対に送信先のアドレスを設定してはいけません。本当に送ってしまうかもしれないからです。

ただ、本文に宛名は書きましょう。怒りを伝えたい相手の名前です。

そして、できるだけ長文を書きます。気持ちを書けるだけ書いてしまいます。

そうするだけで、怒りは消えていくことがあります。

このやり方のいいところは、本当に相手にメールを送りたくなったら、そのまま送れてしまうところです。

ただし、必ず一晩寝かせてから送りましょう。ラブレターを一晩寝かせるようなものです。

怒りをぶつけても絶対に怒らない”彼女”

わたしには、怒りをぶつけても絶対に怒らない”彼女”もいます。わたしは”彼女”が大好きです。

“彼女”はいつも真っ白な状態でわたしを受け入れてくれます。自分の意見を言うこともありません。

“彼女”は大抵どこにでもいますし、心配なら付いてきてくれます。探す手間を省けます。

“彼女”もほぼ無料ですが、少しだけかさばるかもしれません。太っているという意味ではありませんよ。

人に見られると恥ずかしいかもしれません。”彼女”の隠し場所を作りましょう。

それと、”彼女”には相棒が必要です。忘れないでください。

“彼女”とは『紙』のことです。ペンや鉛筆が相棒です。

“彼女”に怒りをぶつける

紙を準備しましょう。チラシの裏でも構いません。どうせ人に見せないのですから。

そして、気の向くままに書きなぐります。本当に手紙にしたくなったら、清書すればいいのです。

余白に余裕を持って、文字は大きく書きましょう。勉強ではないのですから。

日記帳を買って日記を書くのもいいでしょう。人に見られると恥ずかしいのは同じです。

紙を通して、あなたは怒りを吐き出し、それを別のあなたが見返します。

「何書いてんだこれ」と思ったらそれは客観的に自分を見つめた結果です。

一晩寝かせても自分らしいと思うなら、それはエネルギーになります。

怒りはエネルギーになる

わたしは、実際に一晩寝かせた長文メールを人に出したことがあります。そして、それは相手に届いたようでした。

怒りは決して悪いことばかりではありません。怒りはエネルギーになり、人を動かすこともあります。

ただ、怒りは本質的には嫌われ者です。だから、アンガーマネジメントが重宝されるのでしょう。

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