ルビンの壺(ルビンの盃・ルビンの杯)とは
壺(盃)と人の横顔の二通りに見える反転図形・多義図形。
白い部分に注目すると、中央に壺(盃)が浮かび上がる。
黒い部分に注目すると、左右から向かい合う2人の横顔が浮かび上がる。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Facevase.JPG
隠し絵・だまし絵(トリックアート)でもある。
反転図形・多義図形は、錯視の一種とされることもある。
図(ず)と地(じ)の分化
ルビンの壺(ルビンの盃・ルビンの杯)は、図(ず)と地(じ)の反転図形である。
人が対象の「形」を知覚するためには、対象を背景から分離し、1つのまとまりとして認識する必要がある。
このようにして知覚されたまとまりのある形を図(figure)と呼び、その背景を地(ground)と呼ぶ。
人と柱の反転
ルビンの壺(ルビンの盃・ルビンの杯)の応用として、人と柱のバージョンもある。
一見、白い柱がただ並んでいるように見えるが、柱と柱の間の黒い背景が、人の立ち姿として浮かび上がってくる。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Daqing_Science_and_Technology_Museum_optical_illusion_pillars.jpg
参考
関連する心理学用語
ゲシュタルト
図と地
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