反復性うつ病(うつ病の再燃・再発)

反復性うつ病とは

残念ながら、うつ病は再燃・再発することがあります。

このように再燃・再発したうつ病を反復性うつ病と呼びます。

うつ病が寛解したあと、6ヶ月以内に再び起こることを再燃と言い、これを防ぐには6ヶ月以内の継続治療が行われます。

うつ病が寛解したあと、6ヶ月以上経ってから再び起こることを再発と言い、これを防ぐには6ヶ月以上の維持治療が行われます。


これまで反復性うつ病は見逃されてきましたが、近年では長期間の研究が進み、月一回などに頻度を下げた心理療法が行われるようになってきています。

これは社会の変化が激しく、ストレスを受ける量や質が増加してきていることも関係していると考えられます。

継続治療維持治療は再燃・再発を減少させることがわかってきており、今後ますます必要になってくるでしょう。

これは、社会におけるソーシャル・サポートが減少している中で、カウンセリングの場が重要な対人支援を担う必要性が増加しているためでもあります。


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参考



関連する心理学用語

うつ病

気分変調性障害・気分変調症(持続性抑うつ障害)

ストレスとトラウマ(心的外傷)

対人関係療法(IPT)


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