アニミズムとは
一般的には、生物、無生物を問わず、すべてのものに霊魂が宿っているという考え方。
「汎霊説」、「精霊信仰」、「地霊信仰」などとも呼ぶ。
人間とそれ以外の間には、障壁やヒエラルキーもないという考え方は、原始宗教とされることもある。
心理学的には、乳児の時期に見られる、無生物や植物などにも意思や感情があるかのように考える傾向のこと。
例えば、「人形が痛いって」とか「お花がお水ちょうだいだって」とかである。
例えば、太陽や花などのどんな絵も擬人化して目や口を描くとかである。
これは、正常な発達過程であり、自然に消失するため、特に問題視する必要はない。
ピアジェの発達段階説(認知発達段階説)では、前操作期(2歳から7歳前後まで)に見られる現象とされている。
この種の主観と客観の混同は、いわゆる独り言である自己中心的言語(自己中心語)にも表れる。
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