ご相談への回答例

カウンセリングをイメージする

カウンセリングを受けるまでは、実際どんなことをするのかイメージしにくい人が多いかと思います。

そこで、ご相談への回答例をいくつか掲載いたしますので、参考にしていただければと思います。


ビデオカウンセリングや音声通話カウンセリングであれば、お話を詳しく聴かせていただきながら、もっと双方向のやりとりをリアルタイムに行います。

メッセージカウンセリングであれば、お話を詳しく聴かせていただきながら、このようなやりとりを継続的に行います。


ご相談内容「嫌なときの映像が何度も繰り返される」

脳内で映像が繰り返されることに悩んでおられるのですね。

私は同じ音声が脳内で繰り返されるのに悩んだ時期がありました。

これは、人間の記憶力がもたらす現象ですが、高い記憶能力のせいで、このようなデメリットも発生してしまうのですね。

ここでは、3つのことをお伝えしたいと思います。


1つ目は、映像を振り返って「あのときどうすれば良かったのか」、「もっとこうしたら良かったのに」と問題解決しようとしないことです。

すでにお気づきの通り、現実ではなく脳内で反すうすることで、何度も嫌な記憶を繰り返し味わってしまいます。

その映像や感情を取り除こうとすればするほど、気になってしまう悪循環にハマってしまいます。

「シロクマのことを考えないように」と何度も言われると、シロクマのことが気になってしまうことがわかっています。


2つ目は、映像化してしまう自分や映像自体を客観視してみることです。

例えば、その映像が思い浮かぶたびに、その映像に名前を付けてみるのもいいでしょう。

映像自体をラベリングすることが難しければ、映像化してしまう自分自身をラベリングしてみましょう。

勝手に映像化してしまう自分(自動思考といいます)に「ジョージ」などと好きな名前をつけます。

名前をつけるすることで、「イライラしたことをわざわざ自分で掘り返してるだけだ」と自分を客観視しやすくなります。(これをメタ認知といいます)

映像が思い浮かんだら、「こんにちは、ジョージ」と親しみを込めて呼びかけてみましょう。


3つ目は、過去を映像化して振り返る能力は素晴らしいものだということです。

今は勝手に映像化する自分(はい、ジョージ)に悩まされてると感じているかもしれません。

ですが、ジョージは高い記憶力のなせる技で、仕事などに有効活用できる可能性があります。

私がカウンセリングで音声への敏感さを有効活用できているように。


やっぱり4つ目を付け加えさせてください。

私が音声に敏感になったのは、過去に大声で怒鳴られたりした経験がトラウマとなっているからのようです。

大声で怒鳴られることは嫌なので、脳内の思考や記憶に逃げ込んでいました。

そして、それが癖になりました。

もしかしたら、同様に過去の映像がトラウマになって脳内に逃げ込む癖がついたのかもしれません。

そう考えると、今の仕事や環境にストレスを感じて、脳内に逃げようとしている自分の無意識の叫びと捉えることもできます。(こんにちは、無意識のジョージ)


以上のことは、マインドフルネスやACTという心理療法などで用いられる考え方です。

メタ認知(客観視)にはマインドフルネス瞑想も効果的ですが、ネットには怪しい情報も出回っていますので、その点はご注意ください。


ご相談内容「仕事や婚活でコミュニケーションがうまくいかない」

私も過去に企業に勤めていたことがありますが、人との感情のずれを感じることも多くありました。

機械やパソコンであれば望んだ反応が返って来るのですが、人はそれまで何度も試行錯誤する必要がありますね。


ただ、それについて少し思い詰めているようでしたら、あまりよくはありません。

一人一人違う人間ですから、感情がずれるのは当然のことです。

コンピュータのようにうまくはいきません。

そして、コンピュータとは違って、嫌なことからは目を背けたくなるのが人間です。


そして、仕事と私生活の両方がうまくいっていないと、ストレスは肥大化してしまいます。

心も体も休まる暇がないように感じられるからです

そういったときこそ、カウンセリングを受けていただくのがおすすめです。


ちなみに、婚活では、結婚という人生の大きな決断を目指すことになります。

これは、どんな方でもストレスを感じるもので、そういうときはやはり目を背けたくなるのが人間です。

相手のことよりも、自分がうまくいかないことばかりが気になっていないでしょうか。

自己嫌悪される方に多いのですが、自分がうまくいかない点について考えすぎていないでしょうか。

もし、相手の人が、うまくいかないことばかり気にしていたら、それを見たあなたはどう感じられるでしょうか。

私は、下手でも、うまく行かないなりに相手のことを気遣おうとするほうが魅力的に感じます。


なので、私からのお願いは、自分のおかしな部分や至らない部分を改善しないでください。ということになります。

変なお願いですね。

でも、やり方を変えないと、状況も変わらないのではないでしょうか。


ご相談内容「子どもに怒って手をあげてしまう」

子育てをしていると、どうしても感情的になってしまうのですね

ただ、そこをなんとかしたいと考えていらっしゃるので、「頭でわかっていても体を止められていない」状態かと思います。

これは大変前向きなことです。

ご自身は頭と体の不一致(葛藤)に挟まれて、大変つらい状況だとは思いますが、無自覚であれば改善もおぼつきません。


お伝えしたいことは主に3点ありますので、試しに聞いてみてくださいね。

まず、父親が感情的だったという件ですが、それがご自身の行動に影響を及ぼしている可能性はあります。

他者の行動を観察して学習することをモデリングと言うのですが、これは自動的に起こる現象ですので、家を出たり、見ないようにしなければ勝手に学習して真似てしまうのが人間です。


一方で、感情的になるときと、ならないときがあるのではないでしょうか。

そこで次の話になるのですが、そういった反射的・衝動的に起こる行動を抑える自制心(セルフコントロール能力)が人間には備わっています。

ご相談できている時点ですでに自覚的でありますので、訓練次第でここを改善できる可能性があり、それには二つの方法が考えられます。


一つは、マインドフルネス瞑想などをトレーニングすることで、自制心を高めることです。

マインドフルネスは第三世代の認知行動療法と言われ、効果が高いことが示されています。


もう一つは、体の状態に働きかける栄養療法を取り入れることです。

心は体の上にありますので、体に余裕ができると心にも余裕ができてきます。

特に出産を経験された女性に多いのですが、お子さんに栄養が取られてしまったせいで、タンパク質や鉄分などがいつまでも不足した状態にいることがあります。

まして、二人以上の人間分の栄養を取られてしまっていれば、その回復を考えることも必要な視点になります。


以上が私からのご提案になります。すでに実践されているものもあるかもしれませんが、よろしければご検討ください。

よくアンガーマネジメントなどで6秒我慢すれば怒りを抑えられると言いますが、あくまで一時しのぎの対処になります。

つらい状況では、逆に怒りのエネルギーが溜まってしまって、それが爆発するように手を上げてしまうことがあります。


父親のようになりたくないと考えれば考えるほど、頭の中では父親の記憶を探ってしまい、似たような行動をしてしまいます。

これも頭と体が反対に動いてしまう現象です。こういった不一致に対処するにはカウンセリングがよろしいかと思います。

ご主人のこともときほぐすことができるかもしれません。


ご相談内容「いじめ・虐待を被害妄想だと否定されてしまう」

誰にも理解されず、自分を否定されるようなことを言われるのはつらいことですね。
そして、自分で自分がわからなくなって、自分を責めてしまう。。


まず、過去のご経験についてですが、いじめは絶対的な悪ですし、子どもは親の支配対象ではありません。

ただ、いじめが発覚すると、教師は困ってしまいます。
そのため、被害妄想だと言われた教師の方の発言は”ポジショントーク”ではないかと推測します。

何が言いたいかというと、その教師の方の発言は信頼性が低いということです。
そうでなくても、困った生徒の言葉を信用しない教師は信用できません。


親についても、子どもをコントロールするために嘘をつくことがあります。
本人は子どものためを思っていることもあるため、理解し合うことは大変難しくなります。

もし精神的な虐待に心当たりがある場合は、以下をご覧ください。

■精神的虐待を受けた方へ
https://it-counselor.net/counseling/for-abuse


被害妄想かどうかに関わらず、本人が悩んでいることが本人にとっての”事実”です。
それを否定されると、自分まで自分を責めてしまいますよね。。

自分の最大の味方は自分自身です。
自分に矢印を向けるのではなく、やり方を変えてみましょう。

たとえば、人に嘘くさく伝わってしまうのには理由があるのかもしれません。
その場合は、うまく伝わる伝え方を一緒に練習できるかもしれません。



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