エピジェネティクス

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エピジェネティクスとは

遺伝子(DNA)の配列が変化することなしに、遺伝子(DNA)の働き(発現)が変化する現象、もしくはその学問領域。

これまで、精神障害の中の一部は、遺伝子(DNA)の影響が強いと言われてきた。

一方で、エピジェネクティクスの発見によって、遺伝子(DNA)は不変ではなく、その働き(発現)は環境によっても変化しうることが示された。

もはや、遺伝子(DNA)が原因なのか、環境が原因なのかを区別することは困難である。


遺伝子(DNA)はタンパク質の設計図だが、DNAによってタンパク質を合成されることを発現と言う。

ストレスなどの環境からの刺激によってメチル化などが起こると、遺伝子(DNA)の発現が制御され、感度調整が行われたりする。


エピジェネティクスは、複雑性PTSD発達性トラウマ障害などの説明に用いられる。


参考


関連する心理学用語

ストレスとトラウマ(心的外傷)

へこまない風船とへこんだ風船

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

複雑性PTSD・発達性トラウマ障害

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