機能主義とは
環境に適応する生物有機体としての機能や効用として心を理解しようとする立場。
機能主義は、たとえて言えば、「心とは何のためにあるのか」、「心とはどのように働くのか」という問いに応えようとするもの。
心理学の父とも呼ばれるアメリカのウィリアム・ジェームズが機能主義の代表的人物で、プラグマティズムの影響を受けている。
プラグマティズムとは、真理や原理を追求するのではなく、行動の結果が有用かを重視する立場で、ダーヴィンの進化論である自然選択説(自然淘汰説)の流れをくむ。
心を要素の集合として捉え、要素と要素の組み合わせで構成されるとする構成主義・要素主義と比較される。
構成主義・要素主義は、たとえて言えば、「心とは何か」、「心とはどのようにできているのか」という問いに応えようとするもの。
ウィリアム・ジェームズは、意識の流れは絶えず変化するため、構成主義・要素主義のように要素に分けて考えることはできないと説明した。
以下の図は、心理学の父とも呼ばれるウィリアム・ジェームズ。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Wm_james.jpg
参考
関連する心理学用語
プラグマティズム
行動分析学
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